ニュージーランドの学校ではITを駆使した、便利なシステムが積極的に導入されている。
日本みたいに連絡帳、お知らせのプリントは無く、全部デジタル。
中学、高校で各教科の先生に直接Eメール出来る!
ポータルサイトから成績をダウンロード、三者面談の予約はオンラインシステムで…書いたらきりが無いほど。
生徒や保護者が便利なだけじゃなくて、先生の業務効率化にも大きく役立っている。
この記事では、ニュージーランドの教育現場でどのようにITが活用されているか、具体例と共に紹介したいと思うよ。
ツイッターで海外在住の方から、うちの国ではこうだよ!って教えてもらった他の国での実例も記事後半で紹介。
ニュージーランドの中学、高校ではパソコン必須
ニュージーランドの学校は、どこもWi-Fi完備!
自分のノートパソコンを学校に持ち込んで授業を受ける。
最近のニュージーランドの高校では、課題提出もオンラインのものが多く、大学に進学する前からパソコンがかなり活用出来るようになる。
エッセイを書く機会も多く、図表も入ってくるとパソコンじゃないときついよね。
実際にニュージーランド高校留学で常にPCを使っていたら、大学に入ってからそのスキルが役に立ったって聞く。
日本だと「各自使えるようになっておいてください」って雰囲気らしい!
ニュージーランド南島、クライストチャーチにあるセントマーガレットカレッジでは、Year9(中学二年生)からMacBook必須。
Year7と8(中1と2)もMacBook、またはキーボード付きiPadが必須でキーボードに慣れる練習をする
公立高校ではマックブック指定というところはほとんど無いにしても、自分のノートパソコンを持ってくる必要がある。
学校ポータルサイトにログインして出席や成績を確認したり、授業でリサーチ、エッセイを書いてプレゼンを作ったり、その課題を提出したり…毎日必ず使うんだ。
短期留学では、パソコンが無ければ学校で貸してもらえたり、デスクトップパソコンで課題作成できるから大丈夫!
あったら持ってきた方が便利。
学校ポータルサイトの活用
IT化が進んでいて便利なのは、生徒だけじゃない。
保護者も学校のオンラインポータルサイトにログインして、生徒の出席状況を確認、時間割や成績のダウンロード、単位の取得状況などが確認できるのも便利なところ。
生徒用ログイン、先生用ログイン、保護者用ログインと分かれていて、出来ることが異なる。
学校によっては学校の専用アプリも開発されていて、数タップで校長先生に電話できるらしいw
先生と生徒の距離が近く、コミュニケーションもオープンなニュージーランドの学校
校長先生も身近な存在で、生徒一人ひとりの意見を聞いてくれる。
ITスタッフが学校に常駐
ITスタッフが学校にいるのも大きい。
困った時のヘルプデスクとしてはもちろん、先生の仕事効率化の助けにも。
技術的に困ったときも、それに対応するのが先生ではなく、専門家というところがいいね。
Google クラスルームを活用した授業
生徒一人一人がgoogleのログインを持っていて、全科目でgoogleクラスルームを活用している学校も。
科目ごとに特設ページに招待され、そこでクラスメイト一覧や先生の情報も見られる。
先生が授業で流した動画やスライド、メモが授業の度に更新されるから、もし風邪などで学校を休んでも内容が確認出来る!
高校留学生にgoogleクラスルームの画面を見せてもらったら、各教科でディスカッションが盛んに行われていた。
「今回の課題、こんなテーマで取り組もうかと思うけど、どう思う?」って生徒が投げかけたら、他の子が「こんな視点から取り上げたら面白いかも!」なんて意見を言ってくれたり。
ワンノートを活用
先生によってはOneNote(ワンノート)を授業に活用することも。
フードテクノロジー(調理実習)の授業で、レシピを自分で書いてワンノートにアップ。
授業で調理したら、完成した料理の写真を撮ってワンノートにアップロード。
ここまでして、初めて単位が貰える
調理実習の後は食べるのが一番の楽しみw
タブレットで学校にチェックイン/アウト
受付にあるタブレットで生徒の出席/早退などが登録できる
学校への訪問者も必ずチェックインする
簡単タップでチェックインすると、左隣にある黒い機械から、自分の名前の入ったビジターと書かれたステッカーが印刷される。
それを服に貼って学校に入る仕組み。
寮のある学校では、指紋認証でチェックイン/アウト。
学校側で、緊急時にも誰が学内にいるのかわかる。
ツイッターで、他の国の学校事情も教えてもらえた!
アメリカのIT活用事例
アメリカのシアトルでも、学校だよりや連絡はEメール、Wi-Fi完備でアプリを活用している!
DocuSignという書類にサインしたり記入する専用のアプリも興味深い。
有料でも広く使われているらしい。
Microsoft、GAFAのアメリカなのでもっと全体的にIT化されてるイメージでしたが、学区、学校、担任によってかなり違いがありますね。ちなみにスクールバスの遅延はスマホにテキストで来ます。長期欠席はオンラインフォームで事前に学校に通知するようになっています。
— Takumi Ohno @シアトル (@takumiohno) January 27, 2019
アメリカのスクールバスの遅延はスマホに携帯メールで来る!!
小学校の授業で、劇、スライドショー、詩、ポッドキャストのいずれかを作って発表ってクリエイティブ!
ニュージーランドもそんな感じで、リサーチ→自由な発表をする学習方法はよく取り入れられている。
丸暗記するより楽しいし、頭に入る。
ハワイの公立高校は
・基本学校とのやりとりはEmail
・たまに携帯のテキストも使う
・子供が無駄欠席すると親の携帯にメッセージが来る(誤送頻繁にあり)
・Wifi完備
でした。何より服装、髪型、髪の色が自由な所や、車の整備、アート、心理学、ITなどなど選択授業が多いのが良いなって思った🌴 https://t.co/TmMaNjK3Kd
— Megumi🐱テキサス (@MeginHawaii) January 28, 2019
ハワイの公立校もニュージーランドと似たようなシステム!
それにしても、校則が厳しくないのもいいね。
ルールで縛り付けなくったって、自由であれば自分で考えて行動する。
校則が厳しいと、大学に入ったとたんにちょっと心配というの話も^^;
オーストラリアの学校事情
小学校でもアプリを通して学校の写真やメッセージを送ってくれるなんて助かる!
私立だとさらに・。・
うはっ5分は厳しいですねー
そのあたり、ニュージーランドの学校は、学校の校風によって厳しさが違うって感じます。
でも遅刻が続いたりすると、先生からメールが来ます…!
— Naoko@ニュージーランド南島クライストチャーチ (@naokonz) January 28, 2019
学校に5分遅刻で親にメール→理由を説明して署名…
5分の遅刻を説明って・・・
それはそれで面倒w
でも遅刻しないように意識は高まるかも?
台湾の学校事情
台湾は日本と近いんだね!
何故に連絡は電話のみ…!?
こうして世界各国に住む人からの声を聞いていると、先進国では他に連絡帳や集金袋などをいまだに使っている国ってあまり無いのかな?
台湾が日本に似ているから、中国や韓国などの近隣国がどんな感じなのか気になる。
ニュージーランドが進んでいるんじゃなくて、日本の教育の情報化だけが世界の中で極端に遅れているんです。日本の他の業界と比べても、メールで連絡するなんて20年ぐらい前から当たり前ですよね。
— Yoshifumi Murakami (@Midogonpapa) January 28, 2019
こうやって他の国のツイートを見ていると、ニュージーランドが進んでいるというより、日本(と台湾、他のアジアの国は不明)が変化していないのが見えてくる。
先生にEメール位、出来るようになるといいのになぁ。
日本の方から、「病気で休むとき、連絡帳に記入し、近所に住む友達に持っていってもらう」なんて話も聞いたけど、それはさすがにメールの一通でいいような…!
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