海外就職、移住の話になると、キーとなってくるのが「ビザ、永住権」の話。
永住権とはビザの一種。
パスポートは日本のままでも、ビザの期限切れを気にせず、ニュージーランドに好きなだけ住んだり、働いたり、学んだり自由に滞在することが出来る。
その国の市民になるわけではないけど、ほぼ同等の権利が得られる!
例えばニュージーランドの永住権を持っていると…
・出産に関わる費用や医療が基本的に無料
・投票する権利
・失業保険
・無利子の学生ローンが借りられる
・条件を満たせば年金がもらえる
などなど、ニュージーランド人とほぼ同等の社会保障を受けられる。
私もニュージーランドで妊娠、出産した時は一度もお金を払うことが無く、助産師さんがついて安心だった。
ニュージーランドの永住権は国を出ても失効しない
イギリスやカナダ、アメリカやオーストラリアなども外国人に永住権を出しているけど、そのほとんどは期限付き。
決められた期間以上、国を出ていると更新できなくなってしまう。
その点ニュージーランドの永住権は一度無期限の永住権を取得すれば更新の必要なし!
滞在日数要件も無し。
ニュージーランド以外の多くの国では、超苦労して取った永住権が無くなってしまうなんてキツイ
ニュージーランドの永住権は永遠。
失効期限がない!
ほとんどの国では努力して永住権を取っても、一定期間その国に住んでいないと更新できなくなってしまう。
事情があって日本に帰国しても、いつでも戻ってこれるって大きい
— Naoko@ニュージーランド南島クライストチャーチ (@naokonz) December 28, 2018
海外移住って「いかにして永住権を取るのか。方法は?期間は?金額は?」って話ばかりにフォーカスされるけど、永住権を取ってからその先を考えるのも大切。
そこがスタート地点だから、永住権を取ってからのルールもチェックしておきたいところ。
家庭の事情や、仕事などで日本や海外に行かなきゃいけない人も普通にいるはず。
他の国ではどうなのかな?と思ったら、ツイッターで海外在住の方からビザ事情を教えてもらった^^
やはり失効する?世界の永住権事情
ツイッターで永住権について書いたらすごい反響があって、世界各国に住んでいる人からその国の永住権事情を教えてもらったからここで紹介するね。
イギリスの永住権
ニュージーランドと関係の深いイギリスでも、2年間イギリスを離れると永住権が失効してしまう!
普通に住んでいる分にはイギリスを2年も離れることはないだろうけど、長い間住んでいればその間に何があるか分からないものだよね><
スペインの永住権
あと、永住権自体は、5年以上スペインに住み続けるともらえます。留学から就労に切り替えた場合、この5年に留学ビザの期間はカウントされませんが、スペイン永住権と別のEU永住権であれば、留学期間の半分がカウントされます。
— Miguel Hirota (@mig76fk) December 28, 2018
1年以上スペインを離れると失効するものの、かなり簡単に復活できる!
実質ニュージーランドと同じで海外に出ることを心配しなくてもいいのはいいね^^
それにしても、スペインに5年住み続けると永住権がもらえるってすごい。
ニュージーランドは住んでいる期間というよりは、スキルと英語力と学歴と年齢と…複雑なポイント制。
カナダの永住権
5年間のうち2年間住めなかったら失効してしまうカナダの永住権。
日本は二重国籍を認めていないけど、カナダの国籍を選択する人もいるんだね・。・
アメリカの永住権、半年で失効!
世界中から移民が大量に押し寄せるアメリカ。
ビザが厳しいことは世界的に有名だけど、なんと半年海外に出たら永住権失効という厳しい法律!
いいなぁニュージーランドの永住権は永遠。アメリカの永住権は10年ごとの更新です。更新費用は$540。夫婦そ2人で$1080。一年のうちに半年以上アメリカにいないといけなかったはず。まあ半年以上も出かける事って今のところないのだけれど、親の介護や大きな病気を患って永住権を諦める方も多いです。 https://t.co/D4R7N2q3gs
— ロサンゼルス・テーブル (@losangelestable) December 28, 2018
そっか、他の国では永住権更新費用もかかるのか!
海外の永住権を取る人って、国際的にどこでも働けるような人たちだから、アメリカだけでなく他の国も見てみたくなると思う。
それなのに六か月アメリカを出たら失効って厳しいTT
申請すれば最長2年までアメリカの外に出られるけど、それも人生に1回って!!!
永住権取得は、申請してから結局8年くらいかかりました。本当に長かったです。アメリカもかなり条件厳しくなってますが。申請当時はスキルない、低収入で、英語力もたいして無い。そんな僕でも永住権を取ることが出来ました。年々厳しくなっているので、今だったら無理かもしれないです。
— ロサンゼルス・テーブル (@losangelestable) December 28, 2018
アメリカの永住権を申請してから取得まで8年かかったって、長すぎて絶句。
その間にビザ切れちゃうからつないでいかないといけないし…
グリーンカードは外国人がアメリカに自由に出入り就労できるようにするためのものではなく、6ヶ月以上アメリカを離れると剥奪されたり、世界中どこにいてもアメリカに納税する義務が生じたり、アメリカ以外で働く気がない場合以外はむしろ制約が増えるというのは気をつけた方が良いです。
— もとでい (@ActuaryDay) December 18, 2018
世界中どこにいてもアメリカに納税義務!
え、それってニュージーランドで働いていたらどうなるんだろう、ニュージーランドで税金もひかれ、アメリカにも納税?(混乱)
アメリカは一年以上国を離れると「あ、こいつ永住する気ないな」と思われて再入国が難しくなる。
あと、アメリカの永住権は10年ごとに更新。忘れると剥奪だからこれだけは絶対に忘れちゃいけない。 https://t.co/eouzaBCGQs
— ショーゴ@Lステップxフィットネス (@Sho_9513) December 28, 2018
アメリカをどれくらい離れていたら永住権が無くなるってケースバイケースなんだろうけど、それにしたって厳しい印象。
香港の永住権
アジアの国、香港から
おおー!3年以内に国に入ることが出来ればセーフ!
これなら無理なく永住権を維持し続けられそう^^
台湾の永住権
そうそう。これ重要。
台湾も半年住んでいないと永住権が失効になります。。。
オーストラリアに住んでいる友達も仕事で海外行き過ぎてて永住権の更新が危うくなっていました。
デュアルライフとかを考えている人は永住権の維持についても事前に調べることが重要ですね^^ https://t.co/kDyZ6MQEzL
— にゃも@中国語学校・オンライン台湾華語 (@Shohei192) December 28, 2018
最近は、ただ外国に「移住する」だけじゃなく、2か国かそれ以上を行き来する自由なライフスタイルで生活する人も。
そんな場合、ニュージーランド以外だと滞在日数の管理が重要になってくる?
オーストラリアの永住権
5年中、2,3年位合計でオーストラリアに居ないとオーストラリアの永住権が失効してしまう。
5年中、2年?3年?合計でオーストラリアにいないと消えちゃうんですよね
— (o゚c_゚o) (@melbjpn) December 28, 2018
オーストラリアの永住権更新料金もばかにならない。
オーストラリアの永住権があれば、ニュージーランドの永住権も簡単。でも・・・
オーストラリアの永住権を持っていると、ニュージーランドに入国しただけでNZの永住権がもらえるというとんでもない制度がある。
でもニュージーランドの永住権を持っていても、オーストラリアに入国しただけで永住権は取得できない!
それどころか観光で行くだけでも例のビザを取らなきゃいけない位なのに@@
ところが、その方法でニュージーランドの永住権を取得しても、NZに長くいればオーストラリアの永住権を失効してしまうんだとか。
実際の話をハミルトン在住のjujucoさんから聞いた
え!オーストラリアの永住権失効しちゃったんですかTT 長く日本に帰っていたから? 取るまでに相当の苦労があるだけに、いやになっちゃいますね…
— Naoko@ニュージーランド南島クライストチャーチ (@naokonz) December 28, 2018
オーストラリアの永住権を実際に失効した話ってはじめて聞いた。
オーストラリアの永住権があれば、ニュージーランドに来ただけで永住者と同じになる。
でもニュージーランドに長くいれば、オーストラリアの永住権が無くなってしまうというわけですねTT— Naoko@ニュージーランド南島クライストチャーチ (@naokonz) December 28, 2018
まだまだ紹介しきれないほどツイッターで教えてもらって、世界の永住権事情の生の声が聞けてすごく興味深い。
ニュージーランド永住権の申請について
ニュージーランドの永住権取得についても聞かれたから、大まかなイメージを掴むためにここを参考にしてね^^
ニュージーランド永住権にかかった費用は約1万ドル(80万円)内訳を書き出してみた。
ニュージーランドの永住権で私が集めた書類一覧。
これは私が取得した時の情報だしケースバイケースだから参考程度にしかならないけど、それでもこれだけ細かい書類を時間かけてたくさん集める必要があるのは伝わると思う。
それぞれの国の移民法はケースバイケースだし、常に変化しているから、ツイッターの噂話程度で参考にしてね。
このツイートを投稿したのが2018年12月。その時の世界の永住権事情が一気に聞けて、ニュージーランドの永住権もそのうち条件を変更されてしまうのではとちょっと心配にもなった^^;
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