ニュージーランドでは、日本よりも無痛分娩がもっと一般的。
無痛といっても、本当に「無痛」ではなくて、陣痛が進んでいって、どうしても辛くて我慢できない時に選択肢としてこの麻酔を打って痛みを大幅に和らげるといったもので、最初から楽では無いんだ。
日本だと無痛分娩に出来る産院は限られていたり、最初から選択していないと出来ないなどの制約があるって聞いた。
ミッドワイフからや両親学級で、事前に出産時の痛みの緩和方法にはどんなものがあるのか説明があったよ。
それによると、まずは一般的に使われているのがEntonox(笑気ガス)。
それからモルヒネ系の薬品。
それでも辛い場合はエピデュラル(無痛分娩)と段階があるけど、それぞれ自分の意思で使うかどうかを決める。
陣痛が強まってから分娩室に移動してしばらくして・・・妊娠初期からずっとお世話になっているLMC(ミッドワイフ=担当の助産師さん)がクライストチャーチウーマンズホスピタルに到着!
でもいつものミッドワイフじゃなくて、バックアップミッドワイフ。
いつものミッドワイフはOFFの日で、明日になったら駆けつけて来てくれるらしい。
バックアップミッドワイフも以前健診で一度会っていたし、来てくれたことで安心出来た!
分娩室ではミッドワイフから、笑気ガスのマウスピースを渡されたよ。
壁から笑気ガスのホースが出ていて、陣痛が来たらすぐに口に当て、その間だけ吸う。
でも笑気ガスを吸っても、とても痛みが緩和されているようには感じないけど・・!?
ミッドワイフ「これは頭がぼーっとするけど、痛みにはそんなに効果があるわけじゃないから。」
吸うと頭がぼーっとする&気持ち悪くなって、吸い終わった=陣痛が終わった後は喉が渇く。
ずーっとこのガスを吸いながら、6時間ほど辛い陣痛に耐えた・・・!
分娩室に移動する前に、睡眠薬を飲んでいたから、疲れがマックスだったのもあって、陣痛の合間のたった数分間だけでも落ちるように眠ってたの。
陣痛(1分ほど?)→終わった瞬間に水を貰って、すぐ眠りに落ちる→2,3分後に超痛い陣痛が来て目が覚めて…の繰り返し。
それを繰り返して、朝が明けて限界になってきたころ・・・私をずっと担当してきてくれたミッドワイフが到着。
同時に研修医も勉強のためにお産に立ち会うということで、ミッドワイフと一緒にたくさん優しく励ましてくれた。
朝には、陣痛が進まないから陣痛促進剤を使おうと言う話になって、そうなるとさらに痛みが増すからエピデュラル(無痛分娩)に切り替える人が多いときいて、それでお願いしたよ。
麻酔科医の先生が来て、まずは説明から。
腰から細い管を脊髄のあたりに入れ、そこに麻酔を入れるという怖い説明だけど、この今の陣痛より痛いものが存在するわけがない!と快諾。
実際に、かなり痛かったけど陣痛に比べればもう我慢できるレベルだった
産まれたら赤ちゃんが置かれる台も用意されている
しばらくするとエピデュラルが効いてきて、陣痛のたびに痛みが少しずつ和らいでいるのが分かる!
そして、ついにしばらく寝れた…!!
この時点で心も体も疲れていたから、これには本当に助かる。
エピデュラルだと少し水を飲む以外は飲食禁止だから、昨晩のディナー以降何も食べてなくて、急にお腹がすいてきたりも。
無痛分娩ってこんなに楽になるなら、もっと早く選択したかった…!
このあと4時間後の内診まで、陣痛促進剤を点滴で入れつつさらにお産が進むのを待つことに。
この時、サポートしてくれている家族もソファーで少し仮眠を取れて良かった!
ミッドワイフが眠れるようにとリラックスするミストを部屋に撒いてくれた^^
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