この前、英語の先生や海外生まれの人たちとバイリンガル教育について話す機会があって、
その時に気になる実体験を聞いたの。
話をしてくれたのは、ニュージーランド生まれの男性。
教育のためにニュージーランドに移住してきた韓国人ファミリーに生まれた。
家庭では韓国語を話しても、友達はみんなニュージーランド人だから英語ネイティブとして育った。
その後、9歳で韓国に移動、しばらく韓国で生活したら・・・
みるみるうちに英語が失われ、話せなくなっちゃったんだって@@
9歳までニュージーランドで生まれ育ったのに、英語が失われる!?
幼稚園や小学校低学年までニュージーランドで育って、日本に帰ったらあっという間に英語が話せなくなってしまう話は聞いたことがあったけど、9歳までいたのに英語が失われてしまったなんてびっくり。
9歳までのニュージーランドでの記憶はある。
でもそれらは英語で体験したことなのに、英語が分からなくなってからは、なぜか韓国語で「英語で話した当時の話内容」を思い出すだけ!
小さいころは周りの環境によって語学力が大きく左右されるってよく聞く。
ある程度大きくなってからは、さすがにそんなことは起こらないけど…
year9(中学2年)で戻ってきた時、英語初級からの再出発
韓国で9歳~過ごして韓国語はばっちりに。
year9(中学2年生)になって、再びニュージーランドに家族で戻ってきた。
その時は英語初心者からまたスタートしたんだとか!
とはいえ、ニュージーランド生まれで9歳まで居たっていうことは、リスニングなど相当有利だったはず。
アジア人の多い学校で、韓国人もたくさんいたから、英語だけじゃなく韓国語を使う機会も多かった。
そのままニュージーランドの高校を出て、大学を出て、社会人になって…
もちろん英語ペラペラ、流暢でしっかりとした英語を話すけど、いまだに英語よりも韓国語が強い。
環境に大きく影響される語学力
この話を本人から聞いた時、長年英語教育に携わっている先生も一緒に話していたんだけどね。
先生いわく「周りの環境って大事。
子どもだけではなく、大人でも、例えば韓国人と仕事して、家では韓国語を話し、彼女も友達も韓国語という人もいるでしょ。
そうすると、ニュージーランドに何年いても母国語が強くなり、努力しないと英語が伸びない」
中2で戻ってきてから教育は全部またニュージーランドで受けている彼もまた、韓国語に囲まれた環境だからどうしても「英語を考えると、時々韓国語が浮かんで反応が遅くなってしまう」んだとか。
どっちもネイティブレベルで維持している人は、環境を整えたり、個人の努力も相当あるんだよねって話してた。
いろいろなバックグラウンドのメンバーが集まって、実体験を聞くのは興味深かった!
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