ニュージーランドは自然保護のために、持ち込み可能な食品や飲料、嗜好品、薬に関して厳格なルールを設けています。日本から渡航する際には、しっかり確認しておかないと、空港の税関で思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
今回は、筆者の実体験も交えながら、食品や飲料、お酒、たばこ、薬の持ち込みルールを詳しくご紹介します!
1. 食品の持ち込み:肉・魚介類・機内食
✅ 牛肉製品
日本を含む特定の国(オーストラリア、カナダ、アメリカ、EU、イギリス、スイス、ノルウェー、バヌアツ)からのものは 3kgまで持ち込み可能 です。
❌ 豚肉製品
日本からの豚肉製品(生肉・加工品を含む)は 全面禁止 です。
💡筆者の失敗談:まさかのポケモンカレー!
旅行前に持ち込む食品はしっかりチェックしたつもりだったのに、空港で荷物を開けられた際に 「豚肉入りのレトルトカレー」を指摘!
日本での最後の買い物で息子が持ってきた ポケモンカレー に何と豚肉が含まれていましたす。入国審査で指摘され、ポケモンカレーは没収。幸い子供用で2個と少量だったため罰金はありませんでしたが、その場で「中のポケモンステッカーだけ取り出し、カレーは泣く泣く諦める」という結末に。
食品の持ち込みは、検査されることも多いので、皆さんも原材料チェックを忘れずに!
❌ 日本からのサーモンは持ち込み禁止!
日本からの鮭製品の持ち込みは出来ません!ただし、その他の魚類の加工品については持ち込みは大丈夫なことが多いです。イワシやサバの缶詰などは、持ち込み可!
🚫 機内で提供された食べ物の持ち込みはNG!
ニュージーランドでは 機内食を入国時に持ち込むことは禁止 されています。これを指摘されて罰金なんて話も聞きます。機内食は その場で食べきるか、廃棄しましょう。
2. 免税品の持ち込み(Duty-Free Items)
免税範囲を超える場合、GST(消費税)および関税を支払う必要があります。
✅ 免税範囲
- 合計 NZ$700以下 の免税品・海外購入品であれば関税はかかりません。
- これには海外で購入した免税品、ニュージーランド国内の免税店で購入した商品も含まれます。
- NZ$700を超えた場合、GSTと関税を支払う必要があります。
📌 注意点
- 他の旅行者と免税範囲を合算することはできません。
- 17歳未満の子供は、アルコール・たばこの免税範囲を利用できません。
- 子供が持ち込む商品は、子供自身が使用するものである必要があります。
3. たばこの持ち込み(Tobacco Limits)
✅ 免税範囲
- 50本の紙巻たばこ
- 50グラムの葉巻またはたばこ製品
- 紙巻たばこと葉巻を合わせて50グラム以内
📌 超過した場合
- 免税範囲を超えた場合、GSTと関税を支払う必要があります。
- 未申告の場合、たばこは没収され、罰金や法的措置を受ける可能性があります。
4. お酒の持ち込み(Alcohol Limits)
✅ 免税範囲
- 4.5リットルのワインまたはビール
- 3本のスピリッツまたはリキュール(1本あたり最大1.125リットル)
📌 注意点
- 免税適用は 個人使用または贈り物 に限ります。
- 他人のために持ち込む場合や販売目的の場合は免税適用外となります。
5. その他の注意点
- 靴やキャンプ用品の汚れ:ニュージーランドの厳格なバイオセキュリティの一環として、泥の付いた靴やキャンプ用品はチェックされることがあります。入国前に しっかり洗浄しておくこと をおすすめします。
- ハチミツの持ち込み:生のハチミツは持ち込み不可。市販のハチミツ製品は未開封であれば持ち込み可能な場合もありますが、必ず申告してください。
- 伝統薬や健康食品:一部の漢方薬や健康サプリメントに動物由来成分が含まれている場合、持ち込みが禁止されることがあります。
5. 申告は絶対にするべし!
ニュージーランドでは 申告をしなかった場合のペナルティが非常に厳しい です。
❌ 未申告で食品や嗜好品が見つかった場合、400NZD(約4万円)の罰金が即課せられることも!
「持ち込み禁止のものがあるか分からない…」という場合は、必ず「Yes」にチェックして申告しましょう。
まとめ:事前準備をしっかりしてスムーズな入国を!
ニュージーランドの持ち込みルールを守ることで、スムーズに入国できます。
✅ 食品・お酒・たばこのルールを確認! ✅ 免税範囲NZ$700を超えたらGSTと関税が発生! ✅ 17歳未満はたばことアルコールの免税対象外! ✅ 疑わしいものはすべて申告する!
最新情報については、ニュージーランド一次産業省(MPI)の 公式サイト をご確認ください。
安全で楽しいニュージーランド旅行を!