長期で留学する場合やワーキングホリデーで1年間ニュージーランドに滞在する場合は、銀行口座を開設しておくと便利です。銀行に換金したNZドルを預けておけば多額の現金を家に保管しておく必要もなくなりますし、ニュージーランドでは銀行カードで簡単に買い物ができるので現金を常に持ち歩く必要もなくなるので安心です。ここでは、ニュージーランドの銀行口座の開設、システムについて解説します。
NZの銀行 エフトポスについて 口座の開設 インターネットバンクを活用 ATM利用・手数料 お金をうまく運用しよう!
ニュージーランドの銀行
ニュージーランドには日本のような地方銀行はありませんが、全国区の大きな銀行がいくつもあります。主要な銀行としては、バンク・オブ・ニュージーランド(BNZ銀行, Bank of New Zealand, BNZ)やエー・エヌ・ゼッド(ANZ銀行, Australia New Zealand Bank)、ウェストパック・バンク(Westpac銀行)、エー・エス・ビー・バンク(ASB銀行)」など。また日本の郵貯銀行と同じように郵便局と一体になっているキウイバンク(Kiwi Bank)があり、ほとんどの留学生はこれらいずれかの銀行で口座を開設しています。主要な銀行であれば街中やショッピングモール内、スーパーにもATMがあるので便利!
銀行口座の開設
銀行口座の開設には、パスポートと滞在先の住所証明、日本のマイナンバー(2017年から必要になりました)、残り期間が十分にあるビザ(学生ビザやワーキングホリデービザ)が必要です。
銀行口座の種類によっては口座維持費がかかる場合があります。銀行口座を開設する場合は、予め銀行の予約をし、口座開設に必要なものを確認しましょう。
エフトポス(EFTPOS)とは
ニュージーランドでは、エフトポス(EFTPOS)という銀行カードで直接買い物ができる決算システムが広く普及しています。
EFTPOSカードの使い方はとても簡単!カードを通して、引き下ろし先口座(Cheque / Saving)を指定、あとは暗証番号(4桁)を打ち込めばおしまいです。最近はPaywaveという「かざすだけ決済」も広く普及してきており、銀行カードを作るときにPaywaveの機能をつけることもできます。1ドル以上の買い物をするときに、同時に現金を引き出すこともできます。
EFTPOSがクレジットカードと違うのは、即時決算で自分の口座から引き落とされるシステムであること。口座にお金が入ってなければ使用できませんし、1回の利用限度額もはじめは低めに設定されていることが多いです。
インターネットバンキングを活用する!
ニュージーランドでは、インターネットバンキングも広く普及しています。インターネットバンキングは、銀行口座開設時に一緒に作ることができます。
オンライン上で残高を確認したり、振り込みもできますし、スマートフォンにアプリを入れておけば、銀行口座の残高の確認なども簡単にできますし、とても便利です!
ATM利用・手数料について
ATMでの引き出しには、1日最大いくら(例えば800ドル)までと限度額が決められています。それ以上の支払い(授業料や家賃の支払いなど)が必要な場合は、銀行窓口からの支払い、もしくはオンラインでの支払いになります。
また、異なる銀行のATM利用での手数料だけでなく、ニュージーランドではプランによっては同じ銀行のATMの使用であっても手数料がかかることもあるので、銀行口座を開設するときに確認してみるとよいでしょう。
すぐに使わないお金は賢く運用しよう!
ニュージーランドは金利のとても高い国です。日本は年利が0.1%しかありませんが、ニュージーランドでは定期預金は2~4%あります。また、定期ではなくオンラインの口座に入れておくだけでも約1~2%の利息が付く場合もあります。
例えば、1年滞在する予定ならすぐに使わない3000ドルを3%の定期預金に半年間入れておけば、それだけで45ドルの利息が付きます!(※実際には、利息から税金が引かれた額となります。