ニュージーランドで、学校での携帯電話の使用が原則禁止になってから1年。
このルールは、2024年の新学期から全国の公立学校で導入されたもので、クリストファー・ラクソン首相率いるNational党の選挙公約の一つだったんだよね!
導入当初は、「本当に徹底できるの?」「反発はないの?」なんて声もあったけど、実際どうなってるのか、1年経った今の現場の様子をちょっとまとめてみました。
どんなルールだったっけ?
このルールだけど、大まかに言うと、こんな感じの内容。
- 登校から下校まで、生徒はスマホを使ってはいけない
- スマホの持ち込み自体はOKだけど、電源を切ってバッグの中にしまっておくこと
- 違反したら先生が預かる or 保護者に連絡がいくケースも
もちろん、健康上の理由や特別な事情がある場合は例外もあるけど、基本的には全員一律で「学校内ではスマホ禁止」というルール。
学校現場ではどう運用されてる?
学校によって少しずつやり方は違うし、小学校なのか高校なのかそれによってもかなり異なってくるところはあるよね。私も高校留学生をサポートしているから、実際にどのように運用されているのか書くと、
バッグの中に入れたままでOKだが、音が鳴ったり取り出したら即アウト
となっている学校が多いかな。特に教育に力を入れている学校だと、その辺のルールがさらに厳しく運用されている感じ。
休み時間ならOKだったり、注意されるくらいという学校もあれば、休み時間であってもバッグから取り出しているのを見つかったら帰宅時間まで取り上げという学校も。
ただ学内で使うのが明らかに減った!というのは分かるよ。
保護者や先生たちの声は?
新聞記事にもあったけど、先生たちからは、「授業中の集中力が明らかに上がった」というポジティブな声が多いんだとか。
特に、SNSやゲームに気を取られていた生徒たちが、目の前の授業にちゃんと向き合うようになったとか。そう考えると、現時点では政府の狙いが上手くいっている感じだよね!
一方で当初一部の保護者からは、「緊急時に連絡が取れないのが不安」といった声もあったみたい。でも学校に連絡すればいいだけだから、今ではそういった声も無くなったって。
生徒たちの反応は?
「スマホ禁止」となって当初は不満がとても多かったけど、少しずつそれが普通となってきて、学生たちも気にしなくなってきた感じがする。
私たちが見ている高校生たちも、始まると学校から連絡があって伝えた時はビックリしていたし、いろいろ言ってたけど、1年経って慣れてきたのか特に何も言わなくなったかな。とは言ってもたまにバッグから出しているのが見つかって、学校から連絡があるけどね・・・
もちろん、家庭によっては「家では自由に使わせてる」というところもあって、学校と家庭のギャップはあるけど、それでも「学校だけでもスマホから離れる時間がある」というのは、子どもたちにとって良いことなんじゃないかな。
この制度が導入されて1年。徐々に、子どもたちの日常に定着しているよ。
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